多度津町和菓子店「旅する和がし茶子」は来月より店頭販売を始めます

多度津町和菓子店「旅する和がし茶子」

多度津町和菓子店「旅する和がし茶子」は、来月より店頭販売を始めます。
ご贈答やご法要用など節目節目にご利用頂ける和菓子を作っていきたいと思っています。
できるだけリクエストにお応えできるようにご予約にてお待ちしています。

和菓子の「出来たて」は驚くほど美味しい

多くの方は、和菓子を「日持ちするお土産」として召し上がることが多いかもしれません。
しかし和菓子は、実は「出来たて」の時にこそ、素材の香りや優しい甘さが一番引き立ちます。
山芋や大豆のふんわり感、海藻やクチナシが生み出す色や香りが、出来たてだからこそ花開くのです。
和菓子はまさに自然そのもの。出来た瞬間の瑞々しさを知っていただきたい。

和菓子は「野菜」でできている

和菓子というと、あんこや砂糖の甘いお菓子のイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし実際には、和菓子はそもそも「野菜や植物」からできている食べ物です。
薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)の薯蕷は、山芋や自然薯。軽羹(かるかん)も山芋の力を借りて、独特のふんわり感を出します。
餡は大豆などの豆類が主役であり、色付けに使うのはクチナシや海藻といった天然の素材。
自然の恵みにあふれたお菓子なのです。

手作りにこだわる理由


この和菓子の「野菜からできている」という本質を感じていただくために、私たちは手作りにこだわっています。
素材の香りや質感は、職人の手の感覚でしか活かせません。
和菓子は、蒸し加減や餡の練り具合ひとつで、味わいがまったく変わる繊細な世界。
手作業だからこそ、自然素材の命を壊さずに活かすことができます。
和菓子は野菜の甘さ、豆の滋味をまるごと映す「自然の味の結晶」。
その魅力を、出来たての一瞬に閉じ込めてお届けしたいのです。

月に一度「茶子LIVE」で出来たてお菓子の魅力をお届け

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この出来たての美味しさと素材の物語を、もっと多くの方に伝えたい。そんな思いで、「旅する和がし茶子」では和菓子LIVEを行っています。
饅頭を蒸す蒸気の香りと引き立った銘茶。和菓子と銘茶のペアリング。和菓子LIVE ぜひご予約ください。

「旅する和がし」の由来

「旅する和がし」という名前には、和菓子の本質である「人から人へ、心をつなぐ役割」を大切にしたいという思いを込めています。和菓子はご挨拶や贈り物として人から人へと手渡され、さまざまな場所へと旅していきます。お茶会やお祝いの席、家族団らんのひととき。そんな場面に和菓子がそっと寄り添い、優しい甘さとともに、感謝や喜びの気持ちを伝えてくれます。

私たちの和菓子もまた、多度津町の小さな工房から、町の方々へ、そして県外や日本全国へと、少しずつ旅をしています。手作りで丁寧に仕上げた和菓子が、どんな方の元へ届くのか。どんな笑顔を生むのか。それを想像しながら、一つひとつを作っています。

そして私たちは、この「旅する和がし」がいつか海を越え、世界へも旅していってほしいと願っています。和菓子に込められた日本の季節や美意識、自然の恵みを、世界中の人に感じてもらいたい。そんな願いを、この名前に込めました。どうぞ、私たちの和菓子の「旅」に、あたたかいご縁をいただければ幸いです。

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