お知らせ

茶子・新章はじまる

静かに、しかし確かな歩みで——
和菓子 茶子は、このたび宇多津の地にて、新たな章を刻むこととなりました。

これまで茶子は、季節の移ろいとともに、素材と向き合い、人と向き合い、和菓子という小さな世界の中に「余白」や「気配」を映し出すことを大切にしてまいりました。
華美ではなく、過剰でもなく、けれど確かに記憶に残る味。
その姿勢は、場所が変わっても何ひとつ揺らぐことはありません。

宇多津という町は、海と空、そして古くからの人の営みが穏やかに重なり合う土地です。
喧騒から少し距離を置き、自分の感覚に立ち返ることができる——
茶子がこれから向き合っていく時間と、どこか似た空気を感じています。

新しい拠点では、これまで以上に「丁寧につくること」「丁寧に伝えること」を重視し、和菓子そのものだけでなく、手に取るまでの時間、口に運ぶまでの間、そして食べ終えたあとの余韻までを含めて、一つの体験としてお届けしていきます。

大量生産ではなく、作り手の目と手が届く範囲で。
流行に寄せるのではなく、今この瞬間にふさわしいかどうかを基準に。
大人が安心して選べる、静かな贅沢としての和菓子を、変わらずお作りいたします。

茶子は、新しい工房にて歩み始めます。
これまでご縁をいただいた方々へ、そしてこれから出会う方々へ。
変わらぬ想いと、少し深まった表現を携えて。

どうぞ、これからの茶子にも、静かにお付き合いいただけましたら幸いです。

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